お盆明けの焼津近況
すっかりブログの更新さぼってしまいました。
お盆明けてしばらく経ちましたが、遅ればせながらお盆明けの焼津の様子をお知らせします。
焼津港船凍カツオ販売結果
先日の焼津港、一本釣り漁獲船凍カツオの販売結果になります。
トンボマグロは一時に比べて値段も落ち着いてきました。
それよりも値下がりしているのが小型のカツオ。
1.8上はかなり安値での販売となっています。輸出相場も見えてきました。
その原因は何といっても焼津の冷蔵庫がどこもいっぱいで買っても入れる蔵が確保できないこと。この状況がいつまで続くのか…。
小川港水揚げ近況
一方、小川港では現在水揚げがほとんどありません。
その原因は、まず第一に定置網が現在操業していないこと。台風シーズンになると、海中の定置網が流されてしまう危険があるので、網を引き揚げて天候が安定するまで漁を控えます。
第二に、サバ船のサバ漁獲が全くないこと。例年この時期には棒受け網でゴマサバの漁獲があるのですが、それが本年では絶無となっています。
先日、県の水産試験場が述べたところによると、現在焼津含む全国でゴマサバの漁獲は現在ほとんどなく、今後も暫く好転の見込みなしとのことでした。その原因は個体数の減少と、黒潮大蛇行が関係する海流の不安定化にあるそうです。
焼津ではゴマサバはサバ節や特産品の黒はんぺんの原料として用いられます。これが全くないのは厳しいです。
今後に向けて
焼津では台風の影響で、伝統の焼津市海上花火大会が延期になったり、激しい風雨に見舞われたり、盆中いろいろありました。
最近では朝晩涼しさを感じられるようになってきましたが、天候不安定は相変わらず。伴い、漁業も影響を受けるので鮮魚水揚げはパッとしません。
天候が安定し、水揚げと活気がもどることを期待したいものです。もちろん、獲りすぎはNGでしょうが。