焼津港船凍カツオ水揚げ近況
超久々のブログ更新になります。毎度すいません。
上段左画像は旋網、右は一本釣りです。
遠洋でのカツオの漁獲は好調のようで、焼津港でも水揚げが続いています。とてもいいことですね。
ただ、そろそろ焼津の冷蔵庫は保管能力の限界を迎えつつあります。原料や製品の消化が水揚げに追い付いていない状況で入庫予定が積み上がり、新規に入庫するスペースの確保が難しい状況です。さらに今後近海でのビンチョウマグロやカツオの漁が始まるとなると、果たしてどこまで受けきれるか…。
サバの大不漁を見ながら、原料の水揚げがあることのありがたみを痛感する日々ですが、それはそれとて現場からは悲鳴があがっています。これも嬉しい悲鳴ということでしょうか。
加工屋の皆様もカツオマグロで手軽かつ美味しい製品を作っていらっしゃいます。とりあえず私はありがたく頂こうかと思います。皆様もぜひどうぞ。
小川港旋網イワシ水揚げ近況
小川港ではイワシの水揚げが続いています。といっても小川港だけではなく、千葉県の銚子を中心に各地で同じく続いています。
サイズは40-60gの小型が主体で、時期的にも脂は乏しく、卵もちで魚体は弱め。漁獲量があるのは有難いですが問題は値段です。
銚子では一時期k100円を超える値段をつけ、その後もk80円以上を保持していました。これに引っ張られて、各地でも値段が高騰…小川でも当初はk50円台だったのが、その後k65円を超える値段をつけるようになりました。
今シーズンはサバの水揚げが絶無で、サバの加工屋のみならず銚子の凍結業者も困り果てています。そんな状況なので、仕事を求めてイワシを高値で買い求めるのもそれ目当てで船が銚子に集中するのも理解できますが、この値段この品質となると流石に…。正直、理解に苦しみます。
水産業はどうなるのか、ビジネスモデルの転換点にある気がします。